「出産してから気分が落ち込みやすくなった」
「理由もなく涙が出ることがある」
「やる気が出ず、何もしたくないと感じる」
産後は、身体の回復や睡眠不足、育児による生活環境の変化などが重なる時期です。また、気分が落ち込む、涙が出る、不安が強くなるなど、心の状態に変化が現れることもあります。
一時的な気分の変化としてみられることもありますが、症状が続いている場合や、日常生活・育児に支障が出ている場合には、産後うつなど医療的な支援が必要な状態が隠れていることもあります。
このページでは、産後に気分が落ち込むときに考えられる背景や、医療機関へ相談したほうがよい目安、自分でできることについて解説します。
産後の気分の落ち込みでこのようなお悩みはありませんか
産後から、次のような変化を感じていませんか?
- 気分が落ち込むことが増えた
- 理由もなく涙が出ることがある
- やる気が出ない
- 何もしたくないと感じる
- 以前は楽しめていたことを楽しめない
- 疲れが強く、休んでもつらさが残る
- 不安や心配が頭から離れない
- 家事や育児をすることがつらく感じる
こうした状態が続いている場合や、日常生活・育児に支障が出ている場合は、一人で抱え込まず、産科や精神科・心療内科、自治体の相談窓口などへ相談することが大切です。
特に、自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそうな考えが浮かぶ場合は、早急に医療機関などへ相談してください。

産後の気分の落ち込みとは?
産後は、気分が落ち込む、涙もろくなる、不安を感じる、イライラするなど、気持ちの変化が現れることがあります。
一時的な変化としてみられることもありますが、落ち込みが続く、これまで楽しめていたことを楽しめない、家事や育児が難しいほどつらいといった場合には、産後うつなど医療的な支援が必要な状態も考えられます。
大切なのは、「産後だから仕方ない」「気持ちの持ちよう」と決めつけず、症状の程度や続いている期間に応じて必要な支援につなげることです。
産後の気分の落ち込みにはどのような要因が関係する?
産後の気分の落ち込みは、一つの原因だけで起こるとは限りません。身体の変化や睡眠、育児環境など、さまざまな要因が関係することがあります。
妊娠・出産に伴う身体の変化
妊娠から出産にかけて、身体には大きな変化が起こります。また、出産後にはホルモンの状態も大きく変化します。
こうした産後の身体の変化が、気分や体調に影響することがあります。
睡眠不足や疲労
夜間の授乳や赤ちゃんのお世話によって、まとまった睡眠を取りにくくなることがあります。
睡眠不足や疲労が続くことは、心身の状態にも影響します。
育児への不安や心理的な負担
初めての育児への不安や、「きちんと育てなければ」というプレッシャーなどが負担になることもあります。
また、仕事や家事との両立、今後の生活への不安など、育児以外の負担が重なる場合もあります。
周囲からのサポートや生活環境
家族などから十分なサポートを受けられるかどうかも、産後の生活に大きく関わります。
育児や家事を一人で抱えている場合などは、休息を取ること自体が難しくなることがあります。
このように、産後の気分の落ち込みには複数の背景が関係する可能性があります。一つの原因だけに決めつけず、その方の身体や生活環境なども含めて考えることが大切です。
医療機関などへ相談したほうがよい目安
産後の気分の変化には個人差がありますが、つらい状態が続いている場合は、一人で抱え込まず相談することが大切です。
特に、次のような状態がみられる場合は、産科や精神科・心療内科、自治体の相談窓口などへの相談を検討してください。
- 気分の落ち込みが続いている
- これまで楽しめていたことを楽しめない
- 不安や焦りが強く、日常生活に支障が出ている
- 家事や育児をすることが難しいほどつらい
- 眠れる状況でも眠れない状態が続いている
- 食事を十分に取れない状態が続いている
- 自分を強く責めてしまう
- 周囲から見ても、以前と様子が大きく変わっている
また、自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそうな考えが浮かぶ場合は、早急に医療機関などへ相談してください。
「もう少し我慢すれば大丈夫」と一人で判断せず、つらいと感じている段階で周囲に助けを求めることも大切です。
産後の気分の落ち込みに対して自分でできること
気分が落ち込んでいるときに、「自分で何とかしなければ」と無理をする必要はありません。
できる範囲で負担を減らし、周囲の助けを借りることも大切です。
休める機会をつくる
赤ちゃんのお世話でまとまった睡眠を取ることが難しくても、家族などに育児を任せられる時間があれば、休息を優先しましょう。
家事を減らすなど、「やらなくてもよいこと」を減らすことも一つの方法です。
一人で抱え込まない
つらさや不安を感じていることを、家族や身近な人に伝えることも大切です。
身近な人に相談しにくい場合は、産科や自治体の相談窓口などを利用する方法もあります。
育児や家事の負担を減らす
家族に協力してもらうほか、自治体の産後ケア事業や家事・育児支援など、利用できるサービスを検討することもできます。
すべてを自分でこなすことを前提にせず、休める環境をつくることを優先してください。
産後の気分の落ち込みと整体について
気分の落ち込みや強い不安などの症状そのものを、整体で治療することはできません。
こうした症状が続いている場合や、日常生活・育児に支障が出ている場合は、産科や精神科・心療内科などへの相談を優先してください。
一方で、産後には腰痛や首・肩こりなど、育児による身体の不調を同時に抱えている方もいます。
当院では、こうした身体の不調について、症状の経過や身体の動き、抱っこ・授乳など日常生活での負担を確認したうえで、必要に応じて施術を行います。
気分の落ち込みを整体の対象として捉えるのではなく、医療機関などでの支援が必要な状態と、整体で対応できる身体の不調を分けて考えることを大切にしています。
関連ページ
産後には、気分の変化だけでなく、腰痛や肩こり、疲労感など複数の不調が重なることがあります。
産後に起こりやすい不調については、以下のページでまとめています。
産後の気分の落ち込みについてよくある質問
- Q産後に気分が落ち込むのは珍しいことですか?
- A
産後に、気分が落ち込む、涙もろくなる、不安を感じるなど、気持ちの変化が現れることはあります。
一時的な変化の場合もありますが、つらい状態が続く場合や、日常生活・育児に支障が出ている場合は、産科や精神科・心療内科などへの相談を検討してください。
- Q産後うつかどうか自分で判断できますか?
- A
気分の落ち込みだけで、産後うつかどうかを自分で判断することはできません。
症状が続いている場合や不安がある場合は、医療機関などへ相談し、専門家に状態を確認してもらうことが大切です。
- Q気分の落ち込みは整体で改善できますか?
- A
気分の落ち込みそのものを整体で治療することはできません。
当院では、腰痛や首・肩こりなど、産後に同時に起こっている身体の不調について、身体の状態を確認したうえで対応します。
- Qどのような場合に医療機関へ相談したほうがよいですか?
- A
気分の落ち込みや不安が続いている、これまで楽しめていたことを楽しめない、家事や育児が難しいほどつらいなど、日常生活に支障が出ている場合は医療機関などへの相談を検討してください。
自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそうな考えが浮かぶ場合は、早急に医療機関などへ相談してください。
ご予約について
産後の気分の落ち込みや強い不安などが続いている場合は、まず産科や精神科・心療内科などへの相談を優先してください。
気分の変化とあわせて、腰痛や首・肩こりなど身体の不調にもお悩みの場合は、身体の状態について当院へご相談いただけます。
初回は、いきなり施術を行うのではなく、
まずカウンセリングと検査を通して現在の状態を確認します。